F-35用代替エンジンの開発断念、F-X選定に影響は?

F-35用代替エンジンの開発断念、F-X選定に影響は?

ゼネラル・エレクトリック(GE)社とロールス・ロイス(RR)社は、共同開発していたロッキード・マーチンF-35用のエンジンF136の開発を断念した模様です。

アメリカ空軍・海軍・海兵隊とイギリス空軍などが開発中のF-35用には、プラット・アンド・ホイットニー(P&W)社のF135が選定され、開発が進められています。しかし、将来の主力戦闘機のエンジンに選択肢がないことに危惧を抱いたアメリカ議会の後押しがあり、GEとRRは政府からの援助と自己資金でF136の開発を継続し、代替エンジンとしての採用を狙っていました。

それが2006年以降の軍事予算削減で、政府からの援助が減り自己資金だけでの開発は困難との結論に至ったようです。

そのほかF-35関連では、アメリカ海軍の開発計画責任者が、F-35の多くの不具合を解決するまで生産を遅らせるべきと問題提起をしています。

F-35は航空自衛隊の次期戦闘機(F-X)の最有力候補と見られています。年内の機種選定を目前にしており、その行方に注目が集まっています。

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