ヒースロー空港に着陸するブリティッシュ・エアウェイズのA320が2016年4月17日(日)、ドローンとみられる物体と衝突する事案が発生しました。これはジュネーブ発のBA727便で、A320には乗客132名、乗務員5名が搭乗していました。このA320、「G-EUYP」には機体に損傷などの影響はなく、引き続き、運航を行っています。
ロンドン警視庁はこの事態を受け、捜査を開始しています。また、イギリス民間航空局(CAA)もこの事態を把握しており、安全が最優先とのコメントを発表し、運航していたブリティッシュ・エアウェイズにも詳細な報告を求めています。
CAAはドローンの操作には空域を利用するすべての規則、規制を遵守する必要と責任が発生すると改めて告知しているほか、ドローンを飛行させる安全な空域が設けられていると周知しています。イギリスでは、空港の近くでドローンを飛行させると、懲役刑を含む罰則が設けられています。
ヒースロー空港もこの事態でコメントを発表しており、乗客と運航乗務員、そして関連する航空従事者の安全が最優先とし、ドローンを安全に利用するルールを誰もが知る必要があるとしています。特に飛行場や航空機に近接してドローンを飛行させることは違法で、明らかに無責任と強い口調で非難しています。