エアバスとシンガポール航空、シンガポールの飛行訓練施設を正式稼働

エアバスとシンガポール航空、シンガポールの飛行訓練施設を正式稼働

ニュース画像 1枚目:AATCに設置されたA320フルフライト・シミュレーター
© Airbus S.A.S.
AATCに設置されたA320フルフライト・シミュレーター

エアバスとシンガポール航空は2016年4月18日(月)、共同で出資するシンガポールの飛行訓練施設、「エアバス・アジア・トレーニング・センター(AATC)」を正式に稼動しました。エアバスが55%、シンガポール航空が45%を出資しています。

この訓練センターは9,250平方メートルの広さで、トゥールーズ、マイアミ、北京の施設に続き、世界で4番目のエアバス飛行訓練センターとなります。新訓練センターはエアバスの全機種のタイプ・レーティング訓練やリカレント訓練を実施します。

計画では最終的に、A350XWBが3基、A380が1基、A330が2基、A320が2基、計8基のフルフライト・シミュレーターが設置され、エアバスで最大の訓練施設となります。また、6基のコクピット訓練機器、大規模な教室設備を備え、年間1万人以上の訓練生にコースを提供します。

このAATCは、セレター空港に隣接するセレター・エアロスペース・パークに建設されており、新訓練センターの開業前の2015年4月から、チャンギ空港近くにあるシンガポール航空の訓練センターで一時的に訓練コースが提供されています。今後、段階的にすべての訓練コースが新たなAATCに移行します。

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