ピラタス・エアクラフト、EBACE 2016にPC-24試験機を展示

ピラタス・エアクラフト、EBACE 2016にPC-24試験機を展示

ニュース画像 1枚目:ジュネーブ上空で飛行するPC-24
© Pilatus Aircraft
ジュネーブ上空で飛行するPC-24

スイスのピラタス・エアクラフトは2016年5月24日(火)から5月26日(木)、ジュネーブで開催される第16回ヨーロッパ・ビジネス・アビエーション・コンベンション&エキシビション(EBACE)で、同社が開発を進めるPC-24試験飛行機を展示します。会場内の展示ブースでは、客室デザインのモックアップを展示します。

ピラタスは現在、PC-24試験飛行機2機で型式証明の取得に向けた試験飛行を続けており、主要なテスト項目をクリアしています。試験はこれまでスイス、スペイン、スコットランド、アイスランドで実施、2機で300フライト、500飛行時間を超える試験を行っています。既に寒冷地での運用試験も行なわれており、その運航品質も「ピラタス」製として保証出来るレベルにあるとしています。

EBACEでは試験機のうち、「P01」がテストを中断し、初日から参加します。この展示は同社のPC-12NGと共に展示される予定です。

また、ブースで展示する客室は初めて披露する設計で、ピラタスとBMWグループのデザインワークスが手がけたコンセプト段階の仕様です。このデザインは、「サン・モリッツ」「ツェルマット」「アスペン」とスイスの世界的に著名なスキー場にちなんだ名称が付けられ、それぞれの土地にちなんだ自然の雰囲気にちなみ、ラグジュアリーでありながら、安全性を確保したものとなっています。

いずれの客室も、仕事と休憩とで別々のゾーンに分けることができ、人間工学に基づいた最高級の素材を採用しています。シートは個別に調整できるほか、機内エンターテインメントシステムも個別に搭載可能です。

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