全日空(ANA)は2016年6月1日(水)から、タブレット端末を活用した「ANAコミュニケ-ション支援ボード」を導入します。
今回導入する「ANA コミュニケ-ション支援ボード」は、最大17言語に対応し、グロ-バルカスタマ-とのコミュニケ-ションも円滑化し、耳や言葉の不自由な利用客にも、より柔軟な対応が可能になるとしています。
2016年6月に日本語、英語、中文簡体字、韓国語の4言語でスタートし、2016年9月には
ドイツ語、フランス語、スペイン語、タイ語などを加えた最大13言語が対応する予定です。全客室乗務員とグランドスタッフが使用し、すべての表示に音声発話機能を付与し、内容を容易に理解できるピクトグラムの活用など、空港と機内における多くのシーンに対応します。
ANAでは、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催や旺盛な訪日需要を背景に、空港や機内では様々な言語を使用する世界からの旅客とコミュニケ-ションを行なう頻度が増え、多言語での対応が必要としています。さらに、耳や言葉の不自由な利用客と円滑なコミュニケーションを支援するツールとして、紙のコミュニケーション支援ボードを使用してきたほか、2016年4月21日(木)には、羽田空港国内線第2旅客ターミナルの「Special Assistanceカウンター」に遠隔手話通訳サービスを導入しています。
ANAでは、こうしたサービス品質の向上に引き続き努めるとしています。