ロンドン・ヒースロー空港は2016年、開港70周年を迎えています。ヒースロー空港は「ロンドン・エアポート」で、1946年に「ヒースロー」の名称が採用され、70周年を迎えています。このヒースロー空港の「誕生日」は5月31日となっており、これにあわせて各種イベントが開催されています。
ヒースロー空港は、この70年間に様々な歴史の舞台となってきました。1952年にはジョージ6世が逝去し、英連邦ツアー中の当時のエリザベス王妃が降り立ち、1964年には英国のスーパースター、ビートルズの帰国で絶叫するファンの出迎えの場となったほか、2003年にイングランド・ラグビーチームが世界チャンピオンに輝き、その帰国を多くのファンが歓喜で迎え入れました。また、2008年には世界最大の旅客機となったA380が初めて到着した際には、多くの航空ファンが見守りました。
この70年間、ヒースロー空港では2,000万フライト、20億人の旅客が利用し、現在ではその旅客を支えるため75,000人超のスタッフが勤務しています。また、現在の旅客数の多い路線はニューヨーク・JFK、ダブリン、ドバイ線となっています。
なお、2016年夏はヒースロー空港の70周年とあわせ、ヒースローとオーストラリア間でカンタス航空がシドニーへ35組70名に無料航空券がプレゼントされるキャンペーンを開催するなど、各種催しが予定されています。
この区切りを迎え、イギリス各地から祝福が寄せられており、中でもイギリス空軍のレッドアローズがヒースロー上空を2015年にフライオーバーした際の様子をTwitterで紹介しています。
Happy 70th birthday to #Heathrow today. Here's a pic from a flypast in 2015. #LHR70 @HeathrowAirport @GREATBritain pic.twitter.com/214EH1jZ6t
— Red Arrows (@rafredarrows) 2016年5月31日