2009年2月のノースウエスト事故-再発防止策はシートベルト着用

2009年2月のノースウエスト事故-再発防止策はシートベルト着用

運輸安全委員会は2009年2月20日、当時のノースウエスト航空の747-400型、機体番号(レジ)「N676NW」が三宅島の北30キロメートル付近で乱気流に巻き込まれ、機体後方で負傷者が発生した事故について、シートベルトの着用が再発防止策と結論を出しています。

報告書では機体が降下中に乱気流に遭遇し、離席、またはシートベルトを着用していなかった乗客が重傷を負ったとしていますが、客室後方は安全確認が十分に行えなかったこと、機体前方に比べ大きな垂直加速度がかかった可能性が原因としてあげられています。このため、客室乗務員マニュアルに記載があったベルト着用サインを早めに点灯するといった対応が必要で、そのための機内サービスの終了などを状況に応じて中止、中断も必要としています。

この事故はマニラ発成田行きで発生。乗客4名が重傷、乗客27名と客室乗務員7名の34名が軽傷を負った事故。航空機の機体損傷は無かったものの、客室内に傷、へこみ、化粧室天井に亀裂が見つかりました。

なお、事故の分析など詳細は運輸安全委員会の報告書を参照ください。

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