運輸安全委員会、2015年の岡南オーバーラン事故で報告書 速度超過が原因

運輸安全委員会、2015年の岡南オーバーラン事故で報告書 速度超過が原因

国土交通省運輸安全委員会は2016年6月30日(木)、岡山県の岡南飛行場で2015年06月10日(水)に発生した、個人所有のセスナ525A、機体番号(レジ)「JA021R」のオーバーラン事故の調査報告書を公表しました。

この事故は2015年6月10日(水)、羽田空港から岡南飛行場へ飛行していた「JA021R」が着陸した際、滑走路をオーバーランして、滑走路の西側にある調整池の中に落ち、機体を損傷したものです。死傷者はありませんでした。

報告書では、事故の原因として機体がの着陸時の速度が過大であったことや、ブレーキの使用開始が遅れたことを挙げ、これらは機長が風の情報を思い違いし、早く着陸することを優先して降下計画に無理のあった追い風となる滑走路を選択したことなどに要因がある指摘しています。

また、時間的余裕を失ったこと、滑走路上で視認した鳥への対応に追われたことも関与した可能性が考えられるとしています。

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