フランクフルト国際空港、開港から80周年 ユンカースJu52/3mが初着陸

フランクフルト国際空港、開港から80周年 ユンカースJu52/3mが初着陸

ニュース画像 1枚目:1936年、ユンカースJu52/3mがフランクフルトに初着陸
© Fraport AG
1936年、ユンカースJu52/3mがフランクフルトに初着陸

フランクフルト国際空港は1936年7月8日(水)、 ユンカースJu52/3mが初着陸し、開港してから80年を数えました。現在の空港のある場所で80年に渡り発展してきたもので、ヨーロッパの中心という立地にも支えられ、世界で最も重要なの航空輸送拠点の1つに成長しています。

1936年の開港時は「ライン・マイン・エアポート・アンド・エアシップ・ステーション(Rhein-Main airport and airship station)」として運営され、第1次世界大戦までに民間航空が大きく成長しました。このため、1937年当時で旅客数は71,000人を数えました。ただ、その当時は空港は農場のように見える体裁でした。第2次世界大戦で、民間の国際航空の発展は途切れ、約2,000発の爆弾によりインフラはほぼ破壊されました。

戦後、フランクフルト空港の航空交通は、アメリカ軍の支援を得て、急速に復興しました。戦後初の民間機は1946年5月に着陸し、ベルリン封鎖時には、アメリカ軍が西ベルリンに食糧と石炭を輸送する大規模な人道ミッションに使用されました。

フランクフルト空港での旅客輸送は、1960年には220万人にまで成長、さらに1980年には、乗客数は1,770万人へと増加しました。さらに1990年には3,000万人とほぼ倍増し、2015年には約6,100万人にまで増加しています。

旅客数の増加では、滑走路や旅客ターミナルの建設、増築などインフラ・プロジェクトが数度に渡り、行われてきました。さらに、2015年10月には新たな第3ターミナルの起工式が行われており、将来の旅客需要の増加へ備えています。

メニューを開く