DHLエクスプレス、A330-300貨物機を発注 2017年末に初号機導入

DHLエクスプレス、A330-300貨物機を発注 2017年末に初号機導入

エアバス、エルベ・フルークツォイクヴェルケ(EFW)、STアエロスペースは2016年7月13日(水)、DHLとA330-300旅客機の貨物機改修についてDHLエクスプレスと契約を締結したと発表しました。

A330-300P2Fプロジェクトの始動で、今回の発注は4機の改修を行い、26パレット、61メトリックトンを搭載可能になります。改修初号機は、2016年7月にドレスデンの施設で作業を開始し、2017年末にDHLエクスプレスに納入されます。

DHLはA330-300P2Fは、世界の航空貨物市場の中で、中距離の高需要路線に投入される機材としており、この機材でより多くの容量を供給し、多頻度で運航する考えです。あわせて、保有機の燃費効率を改善します。

A330P2F改修プログラムは2012年にエアバス、EFW、STアエロスペースが2012年に開始したプログラムで、ヨーロッパ航空安全庁(EASA)とアメリカ連邦航空局(FAA)に追加型式証明を申請しています。

このうち、エジプト航空が2014年12月にA330-200P2Fでローンチカスタマーとなっており、DHLエクスプレスの今回の発注はA330-300P2FでEFWの初の顧客となります。

メニューを開く