ANA、787づくしの旅ができるシアトル線、実力が問われるサンノゼ線を開設

ANA、787づくしの旅ができるシアトル線、実力が問われるサンノゼ線を開設

全日空(ANA)は787で新規就航する路線として、シアトル、サンノゼ線を発表しました。就航時期などは改めて発表する予定です。ANAでは787での国際線の就航路線としてすでに、羽田発着のフランクフルト線、北京線を計画、これに続く路線になります。

ただ、この路線は羽田発着が目新しいところですが、787の中型機、燃費効率を活かし、大型機では輸送できない就航地の開拓では目新しさに欠ける路線。今回発表された2路線は日本航空(JAL)が就航する成田/ボストン線と同じく、787の性能が問われる路線になりそう。

このうち、シアトルは当初から、就航がウワサされていた都市。ANAへ787がデリバリーされた頃から現地、シアトルでも787の「里帰り」便として期待が高まっていました。なお、成田/シアトル線には現在、デルタ航空がA330-300、ユナイテッド航空が777で運航。ユナイテッド便にANAがNH7030NH7031便としてコードシェアしています。航空ファンにとっては、ボーイングの工場見学ツアーとして、787オンリーの旅を実現できそう。

サンノゼはANAの就航は初めて。日本との便では、2000年にアメリカン航空が成田/サンノゼ線を開設。ただし、サンフランシスコ、ロサンゼルス線と競合、アメリカン自身も成田/ロサンゼルス線を開設したため、運休になっています。

ANAもサンフランシスコ、ロサンゼルス線を就航していますので、サンノゼに787で就航するとなると、787の燃費効率の良さ、中型機だからこそ採算性が保てるといった本当の787の実力が問われる路線になりそうです。

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