ガルフストリーム、客室を装備したG500試験飛行機の5機目が初飛行

ガルフストリーム、客室を装備したG500試験飛行機の5機目が初飛行

ニュース画像 1枚目:ガルフストリームG500試験飛行機、初の客室装備機
© Gulfstream Aerospace Corp.
ガルフストリームG500試験飛行機、初の客室装備機

ガルフストリーム・エアロスペースは2016年8月5日(金)、ガルフストリームG500試験飛行機の5機目、機体記号(レジ)「N505GD」が初飛行を完了したと発表しました。この機体は客室インテリアを装備した最初の試験機で、客室の各種試験を行うテストベッドとして使用されます。

このG500は、テストパイロットのブライアン・ディッカーソンさん、アンディ・マーティンさんが操縦、飛行試験技術者としてダスティン・ジョンソンさんが搭乗し、サバンナ・ヒルトンヘッド国際空港を離陸しました。初飛行は、最高高度が48,000フィート、14,630メートルにまで上昇し、飛行時間4時間5分の間に速度はマッハ0.84に達しました。

この「N505GD」はG500試験飛行機では初めて客室を装備した機体、信頼性の高い、快適で機能的なキャビンを提供するためのテストを行うもので、機内の各種機能、騒音など乗客の搭乗経験を快適にする試験を行います。具体的には、飛行中の異なるフェーズ中にすべてのシステムの繰り返し動作をはじめ、夜間飛行や高温地、寒冷地、乱気流時のさまざま気象条件下でのテストを計画しています。

試験飛行機はこれで5機となり、型式証明の取得へ向けて飛行試験プログラムが継続されます。ファンボロー・エアショーでは4号機を展示し、G500で初の大西洋横断飛行、ヨーロッパ・デビューを果たしています。

試験飛行ではこれまでに、320フライト、1,300飛行時間以上を記録しています。最高速度はマッハ0.995、高度は53,000フィート、16,154メートルに達し、最長飛行時間は8時間24分です。G500は19名が搭乗、3つのリビングエリアを備え、トイレを機体の前方と後方に備え、ギャレーは顧客の要望に応じて前方、後方のいずれにも配置できます。

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