三沢基地、空自とアメリカ空軍が危機管理演習 航空祭での自爆テロを想定

三沢基地、空自とアメリカ空軍が危機管理演習 航空祭での自爆テロを想定

ニュース画像 1枚目:空自隊員が対処にあたる
© USAF / April Quintanilla
空自隊員が対処にあたる

青森県の三沢基地で2016年8月31日(水)、日米共同で危機管理演習(Emergency Management Exercise:EME)が実施されました。EMEは航空自衛隊、アメリカ空軍が緊急事態に備え、その対応状況を確認するもので、例年、9月に開催される三沢基地航空祭を前に開催されています。

2016年の演習は、多くの人たちが集まる航空祭で、自爆テロの犯人が爆発装置を爆発させるというシナリオに基づいて実施されました。この数年は航空機事故を想定した訓練を実施していましたが、昨今の世界的な情勢を受けて、こうしたシナリオでの訓練となったとみられます。

演習では、火災の発生や医療行為を想定し、約60名のアメリカと日本のスタッフが様々な負傷を装い、訓練を行いました。三沢基地ではテロといった事態は、日々の訓練時よりも多くの人が集まる航空祭で発生する可能性が高くなり、そうした事態に基地全体が対応可能であることを確認することは非常に重要なことだとコメントしています。

この訓練を通じ、航空自衛隊、アメリカ空軍ともに非常時に日本、アメリカとそれぞれの人たちに対応する状況を整え、緊急事態の対応能力を高め、航空祭の開催に向けた準備を進めています。

なお、三沢基地航空祭は2016年9月11日(日)に開催されます。基地開放時間は、9時から15時です。

メニューを開く