ルフトハンザドイツ航空は、A350-900を2016年内に受領する予定ですが、これを前にルフトハンザ・テクニークとルフトハンザ・カーゴは2016年10月3日(月)、その準備としてロールス・ロイスのトレントXWBエンジンを、777F貨物機への搭載を行いました。フランクフルト空港で通常の運航とそれに関連する業務が行われている中での試験でした。
ルフトハンザ・テクニークとルフトハンザ・カーゴはこの4カ月間、取り扱いが難しく、敏感な同梱の貨物と共にエンジンを搭載、輸送する計画を練りあげました。
トレントXWBの輸送にはエンジン本体とその輸送スタンドを含め、重量は18トンとなります。エンジンは重量7トン、長さ5メートル、ファンは直径3メートルで、この状態ではAn-124、エアバスのベルーガ、C-17グローブマスターIIIのような大型貨物機での輸送となります。
今回、ルフトハンザ・グループはロールス・ロイスと共に、旧型の航空機にも搭載できるよう新しいタイプの輸送スタンドを開発し、エンジンを2つの大きなモジュールに分割し、搭載します。大型ファンを一日でエンジンから切り離し、他の個々のパーツは輸送のために保護され、搭載します。この作業により、747や777貨物機で輸送が可能になります。
■Loading Trial of an A350 Rolls-Royce XWB Engine
※記事中の一部文字は配信後に修正し、改めて公開しています。