京急、新1000形16次車で「赤と白」の伝統色を採用 羽田空港線にも投入

京急、新1000形16次車で「赤と白」の伝統色を採用 羽田空港線にも投入

ニュース画像 1枚目:新1000形16次車の外観
© 京急電鉄
新1000形16次車の外観

京急電鉄は2016年10月11日(火)、同社主力車両である「新1000形」電車について、2016年11月から新たに導入する16次車1000番台において、マイナーチェンジを実施、車体カラーを「赤と白」の伝統色とすることや前照灯のLED化など行うと発表しました。

京急電鉄の新1000形電車は2002年から導入された車両形式で、1次車から5次車まではアルミ車両として製造、2007年以降に導入された6次車以降は京急初のステンレス車両として導入されています。このうち、ステンレス車両として製造された6次車から15次車までは、これまでの京急線のカラーとは異なり、窓周辺が無塗装でステンレス地の銀色が目立つ外観が採用されていました。

京急は2016年3月に車両正面の中央に貫通扉を配した1800番台を導入、この形式から初めてステンレス車で「赤と白」の伝統色のカラーリングが採用され、今回導入が発表された16次車1000番台でも1800番台の側面デザインに準拠します。貫通扉が中央に配置されていないステンレス車で、伝統色カラーが採用されるのは今回が初めてです。

このほか新車両では、京急では初となるLED前照灯を採用、ロングシート端の袖仕切りの大型化や、新1000形ステンレス車初となる一部ボックスシートの導入、ボックスシート部へのサービスコンセントの導入など快適性向上を目指した改良が施されています。

また車内ドア上部のLCD情報装置は、日本語と英語に対応した表示装置とは別に中国語と韓国語に対応した表示装置を交互に配置、一部のドア上部では2画面で運行情報を表示する形態が採用されます。

新1000形マイナーチェンジは2016年11月に6両編成2本が導入され、主に普通やエアポート急行に、2017年2月に8両編成2本が導入され、エアポート急行やエアポート快特などで運用される予定で、羽田空港への乗り入れが想定されています。

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