国土交通省は2016年10月下旬から、羽田空港と東京都心、天王洲などを結ぶ舟運社会実験の最終回となる第4次実験を実施します。29の機関・団体・企業による「秋葉原・天王洲・羽田空港舟運プロジェクト準備会」が主体となり、集客、運航などを行っているものです。
第4次実験では、5つの運航事業者が30日間以上、約100便の船が各船着場や街を結びます。移動距離の長いコースの「幹線系」では、羽田空港/秋葉原間と天王洲/秋葉原・水道橋間を結ぶ2コース、比較的近距離を移動する「枝線系」コースでは神田川・隅田川・日本橋川の複数の船着場を結び都心を循環移動の検証が行われます。また、羽田空港から横浜間への工場夜景コースを限定で設定される予定です。
なお、羽田空港船着場と秋葉原の和泉橋防災船着場、または羽田空港船着場発で横浜みなとみらいのぷかり桟橋着の川崎・横浜の工場夜景を楽しむ片道コースは11月中旬から下旬にケーエムシーコーポレーションが運航します。このコースは現在、運航日などは調整中となっています。
また、「秋葉原・天王洲・羽田空港舟運プロジェクト」のポータルサイトが開設され、舟運社会実験に関する情報、関連する情報が紹介されています。東京都も別途、羽田、臨海部、都心を結ぶ航路を運航しています。