旅客機で見かけることが少なくなったMD-11型ですが、現在でも貨物機として活躍しています。ただ、その貨物機も、最近の景気動向や燃費、環境問題から機材更新が早まりそうです。
MD-11F型を運航するルフトハンザ・カーゴは、保有する18機を777Fへの切替を早める可能性があるそう。航空業界紙のATWが2012年1月末に紹介しています。
ルフトハンザ・カーゴは2011年5月、777F型を5機発注ずみ。ヨーロッパの不況で予定していた貨物機のリースも打ち切る見通しがあり、燃費効率の良い777F型への更新も予定より早く進められる可能性が高くなっています。
ルフトハンザ・カーゴは1月23日に往路がフランクフルト発デトロイト行き、復路がニューヨーク・JFK経由フランクフルト行きを開設。まだ、発着便の多い大きな空港でもまだ見ることができます。
ルフトハンザ・カーゴだけでも全てのMD-11F型が更新されるのは、まだしばらく猶予がありそうですが、徐々に3発機に乗るだけでなく、見る機会も減って来そうです。