格安航空会社(LCC)のピーチは2016年10月19日(水)、2018年度中に新千歳空港を4カ所目の拠点空港にすると発表しました。ピーチの井上慎一CEOが北海道の高橋はるみ知事を訪問、この計画を伝えました。
ピーチは新千歳空港に夜間駐機し、同空港を起点とした国内線、国際線の複数路線の運航を新たに行い、新千歳空港発着で北海道道内の他空港に就航する路線、道内他空港から本州の空港などへ新たな路線を展開する計画です。
ピーチの井上CEOは、新千歳空港の拠点化と、道内空港への路線展開について、初めて就航した路線は新千歳線で、就航当初から道民、観光団体、経済団体から拠点化の要望を得ていたとし「道央に限らず、観光資源やグルメが豊富で、まだまだ潜在的な需要が大きいエリア。多くの国内外のお客さまを北海道にお連れするので、どうぞご期待ください」とコメントしました。
北海道の空港では、新千歳空港を含め、国管理空港の、稚内、釧路、函館、市管理の旭川、帯広、道が管理する女満別の最大7空港を一体として民営化する計画が議論されています。こうした機運も、ピーチの新千歳空港の拠点化、道内の空港から本州の空港を結ぶ路線展開に追い風となっています。
なお、ピーチの拠点空港は関西国際空港、那覇空港、2017年夏に仙台空港を拠点化する予定です。