ルフトハンザドイツ航空は、定期便でバイオ燃料を使った運航を2012年1月12日に終了しました。バイオ燃料を使う試みで2011年7月15日から12月27日まで、定期便のハンブルグ/フランクフルト線、機材番号(レジ)「D-AIDG」のA321型で実施。バイオ燃料と航空燃料ケロシンを半分ずつで使用し、合計1187便を運航。1471トンの二酸化炭素が削減されました。
さらに、747-400型にもバイオ燃料を搭載し、1月12日にフランクフルト/ワシントン線の定期便を運航。このフライトはバイオ混合燃料を約40トン使用、1回のフライトで38トンのCO2削減が予想されています。38トンのCO2は、フランクフルト/ベルリン間を従来のケロシン燃料で運航した場合、6便分に相当します。
今回の定期便運航でのテストで環境への負荷が減らせることが実証され、成功と言えそう。次はいかに定期便の運航を維持できる石油代替エネルギーとしての新たな燃料を手に入れるか、またその技術開発がポイントになりそうです。ルフトハンザでは信頼性が高く、持続可能な入手しやすい点に焦点を置き、次のステップに進むとしています。