エアバスは2016年10月26日(水)、スカンジナビア航空(SAS)にA320neoの1号機を引き渡したと発表しました。これは機体記号(レジ)「LN-RGL」で、CFMインターナショナル製のLEAP-1Aエンジンを搭載しています。
スカンジナビア航空は、A320neoを30機発注しており、この1機目となります。計画では2017年に11機、2018年に7機、2019年に8機を受領する予定となっています。この1機目は同社の幹線、ストックホルム/コペンハーゲン線に投入される予定です。
同社はバイオ燃料の定期便での運航などにも取り組み、A320neoは現行のA320より燃料効率が良く、最新鋭の機材で環境に優しい航空機で、いっそう環境に配慮した事業を展開します。これまでにもA330の改良型のA330エンハンストの導入を2015年から開始し、A320neoに続き、2019年にはA350-900の導入も予定しています。
なお、今回受領したA320neoはモノクラスで174席仕様となっています。同社はA320で168席仕様としており、座席数が増加しています。スカンジナビア航空のA320neoのシートは、レカロシートを採用し、薄型なことから足元スペースが広くなっています。また、USBソケットを備え、スマートフォンの充電などができるほか、アメリカのビアサット(ViaSat)と契約した高速Wi-Fiを2017年から、提供する予定です。