飛行船「エアランダー10」、フライトデッキの修復が完了 飛行試験を再開へ

飛行船「エアランダー10」、フライトデッキの修復が完了 飛行試験を再開へ

ニュース画像 1枚目:修復が行われた「エアランダー10」のフライトデッキ
© Hybrid Air Vehicles
修復が行われた「エアランダー10」のフライトデッキ

全長92メートルのハイブリッド飛行船「エアランダー10」を開発しているイギリスの「ハイブリッド・エア・ビークルズ」は、2017年2月10日(金)、「エアランダー10」試験機のフライトデッキの修復が完了し、同機の飛行テストを再開すると発表しました。

「エアランダー10」は、アメリカ陸軍で進められていたハイブリッド飛行船「LEMV(長時間飛行多用途情報収集機材)」計画が2013年に開発中止となり、開発に加わっていたイギリスのハイブリッド・エア・ビークルズが機体を買い取り、カーディントン飛行場を拠点に改良、再開発が進められている機体です。

同社は、初号機となる、機体番号(レジ)「G-PHRG」で2016年8月に2回の試験飛行を実施しましたが、2回目の飛行の際に着陸に失敗、水平姿勢を崩した機体は前方から地面に接触しフライトデッキが損壊していました。修理は、この時の損壊を修復するために実施されていたものです。

ハイブリッド・エア・ビークルズは、事故原因は特定されているとして、安全を最優先に考慮しながら飛行試験のスケジュールを今後決定するとしています。

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