アメリカ空軍、MQ-1プレデターを退役 MQ-9リーパーに完全移行

アメリカ空軍、MQ-1プレデターを退役 MQ-9リーパーに完全移行

ニュース画像 1枚目:クリーチ空軍基地で整備するMQ-9リーパー
© U.S. Air Force / Christian Clausen
クリーチ空軍基地で整備するMQ-9リーパー

アメリカ空軍は、21年間に渡り運用してきたMQ-1プレデターを退役させ、MQ-9リーパーに完全移行します。MQ-1無人機は、数多くの作戦に投入されてきましたが、パイロットが乗務する戦闘機などと組み合わせ、その支援を行う任務に主に従事し、役割を果たして来ました。

アメリカ空軍はより能力の高いMQ-9のみで作戦を展開する方針で、MQ-1は2018年の初頭に作戦地域から退役します。MQ-9は、MQ-1と比べ、巡航速度は3倍近く、高精細度センサーが増え、爆弾など武装品の装備能力も高められています。

なお、アメリカ空軍はMQ-1からMQ-9への移行を進めており、ホワイトマン空軍基地に所在する第20攻撃飛行隊は、2017年7月1日付けでMQ-1を退役させ、MQ-9に以降するなど、体制を整えています。

MQ-1は非武装地帯を監視するRQ-1プレデターとしてアメリカ軍が導入し、各種システムの追加、武器の追加などを経て、MQ-1をベースにMQ-9が開発、無人機の主力機に置き換えられます。

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