海自TC-90、3月27日にフィリピンへ引き渡し 3月23日に徳島出発

海自TC-90、3月27日にフィリピンへ引き渡し 3月23日に徳島出発

ニュース画像 1枚目:海上自衛隊のTC-90
© 海上自衛隊
海上自衛隊のTC-90

防衛装備庁は2017年3月27日(月)、海上自衛隊練習機TC-90をフィリピン側に2機を引き渡す予定と発表しました。2016年9月に開催された日本/フィリピン首脳会談における合意を受け、海上自衛隊練習機TC-90の移転に向けた調整が進められてきたもので、この引き渡しの日程が決定したものです。

これに先立ち2017年3月23日(木)、海上自衛隊徳島航空基地で出国式典が挙行されます。その後、海自隊員が操縦して同航空基地を出発、給油などのため海自那覇基地、石垣空港などを経由し、フィリピンのヘラクレオ・アラノ・サングレーポイント海軍基地(ダニロ・アティェンザ空軍基地)に向かいます。3月27日(月)には、同基地でフィリピンの国防大臣などが出席して引渡し式典が開催されます。

なお、合意では5機のTC-90の引き渡しが決まっており、残りの3機については、2017年度中に移転する予定です。また、パイロット教育は2016年11月から徳島航空基地でフィリピン海軍パイロット2名に教育を実施しており、2017年5月26日(金)までを予定しており、さらに2017年度中に残る4名の教育も実施します。維持整備の支援も2月から、フィリピン海軍整備要員6名に教育を実施しており、3月下旬に終了します。また、4月から、日本の整備企業の技術者をフィリピンへ派遣し、フィリピン海軍が実施する維持整備業務を支援します。

期日: 2017/03/23 〜 2017/03/27
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