IHIマリンユナイテッド横浜工場で2012年1月27日、平成22年度計画ヘリコプター搭載護衛艦(22DDH)の起工式が開催されました。
22DDHは護衛艦「ひゅうが」と「いせ」に続く、本格的なヘリコプター空母で、ひゅうが級より基準排水量で約4割り増しの19,500トンと海上自衛隊最大の艦艇となります。
搭載するヘリコプターはSH-60K哨戒ヘリコプターを7機、MCH-101掃海・輸送ヘリコプター2機で、これら5機を同時に離着艦させることができます。
また、人員や車輌の輸送能力や洋上給油能力も備えており、災害派遣や国際緊急援助活動にも柔軟に対応することができます。
計画では平成26(2014)年度末に海上自衛隊に引き渡されます。能力的にはF-35B STO/VL機を充分運用できるものですが、そこまで海上自衛隊が踏み込むか注目されています。
なお、1月30日にはIHIマリンユナイテッドは、JFEグループのユニバーサル造船と経営統合し、ユニバーサル造船となることが発表されました。