エアバス、A350-1000で騒音試験を完了 スペイン・モロン空軍基地で実施

エアバス、A350-1000で騒音試験を完了 スペイン・モロン空軍基地で実施

ニュース画像 1枚目:モロン空軍基地で実施した騒音試験
© AIRBUS S.A.S.
モロン空軍基地で実施した騒音試験

エアバスは2017年4月7日(金)、A350-1000の製造番号「065」、機体記号(レジ)「F-WLXV」で3月27日(月)から4月5日(水)まで、騒音試験を完了したと発表しました。スペイン南部のモロン空軍基地周辺で実施されたもので、型式証明の取得プログラムで実施する試験の1つとして実施しました。エアバスは、2017年末までに営業飛行を開始するスケジュール通り、プログラムが順調に進捗しているとしています。

試験は機体に計測器やセンサーを取り付けたほか、モロン空軍基地の周辺に設置された地上の音響設備とあわせ、離陸と着陸フェーズ中、エンジン稼働時の騒音レベルを測定しました。A350-1000は、ロールスロイスのトレントXWBエンジンを搭載し、最先端の空気力学技術を組み合わせ、騒音低下を図っており、ヨーロッパ航空安全庁(EASA)のCS-36、アメリカ連邦航空局(FAA)のPart 36といった要件を満たし、非常に静かなエンジンになっているとしています。

A350-1000飛行試験機は、製造番号で「059」、「071」、「065」と3機を使用し、型式証明の取得に向けたキャンペーンを進めています。A350-1000は、すでに定期便に投入されているA350-900より40席以上を備えることができる長い胴体となっているほか、主翼後縁の改良、6輪のメインランディングギアなどを備えています。エアバスは現在、12社から、計211機のA350-1000を受注しています。

期日: 2017/03/27 〜 2017/04/05
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