アメリカ空軍、F-35AライトニングIIをヨーロッパに派遣 NATOと訓練

アメリカ空軍、F-35AライトニングIIをヨーロッパに派遣 NATOと訓練

ニュース画像 1枚目:レイクンヒース空軍基地に到着したF-35A
© U.S. Air Force photo/Tech. Sgt. Matthew Plew
レイクンヒース空軍基地に到着したF-35A

アメリカ空軍は2017年4月15日(土)から、F-35AライトニングIIをヨーロッパに派遣、NATO加盟国と訓練を実施します。以前からF-35を派遣し、アメリカ欧州軍(USEUCOM)やNATO加盟各国の空軍との訓練が予定されていたもので、ヨーロッパの安全保障に取り組むプログラム(European Reassurance Initiative:ERI)として実施する訓練です。派遣期間は、数週間としています。

国防総省はこの訓練実施は、F-35プログラムの重要なマイルストーンであると共に、合理的なプログラムの進行と説明し、2020年代初頭にヨーロッパにF-35Aを配備する要件の見直しに役立つほか、第5世代戦闘機のさらなる運用能力の実証になるとしています。F-35Aは制空権の優位性を補完し、現在または新たな脅威に対し、高い精度の攻撃力を提供するともコメントしています。

ヒル空軍基地の第34戦闘飛行隊などで構成するF-35AライトニングIIは4月15日(土)、イギリスのレイクンヒース空軍基地に到着しています。この派遣には、第100空中給油航空団(100th ARW)のKC-135ストラトタンカーがF-35Aに給油支援し、C-17AグローブマスターやC-5ギャラクシーによる輸送支援も行われています。

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