三菱重工業が横浜市で運営する「三菱みなとみらい技術館」は、2016年4月から2017年3月末までの2016年度、入館者が累計17万253人を記録、単年度で初めて17万人を記録しました。技術館では、テーマに「いつ来ても体感イベントに参加できる、いつ来ても楽しい技術館」を掲げ、イベント開催数を大幅に増やし、休日にはにぎわいを見せたほか、リピーターの増加につながり、過去最高を記録したとみています。
同館は、2016年度に約2,000回の体験イベントを開催しました。巨大空気砲や会場全員での静電気体験など不思議な現象を科学的に解説する「サイエンスショー」や、大人向けの専門的なテーマで参加者の知的好奇心も満たされる「サイエンスカフェ」と、子どもから大人まで楽しめる体験イベントが充実しています。
2017年度は、未就学児童と保護者が一緒に楽しめるイベントを増やし、3歳から参加できる「キッズ・ラボ」での初歩的な工作や理科実験、平日の週2回開催する科学絵本の読み聞かせ「アソビバ」などで、子ども連れでも気軽に楽しめる工夫を加え、引き続き来館者に楽しんでもらう方針です。
なお、三菱みなとみらい技術館は、科学技術への関心を高める目的で開設されており、初の国産ジェット旅客機MRJの機首、前胴部、主翼の一部、エンジンの実物大模型なども展示されています。同館は、開館時間は10時から17時で、休館日は火曜日、入館料は大人500円、中・高校生が300円、小学生200円です。