ターキッシュ・エアラインズは、同社30機目の777-300ER導入イベントをイスタンブール・アタテュルク空港で開催しました。節目となったのは機体記号(レジ)「TC-LJK」で、トルコのTurkish Seats Industries(TSI)とボーイングのコラボレーションによるシートを搭載した初めての機材です。
トルコ初の航空機シートメーカーのTSIは、革新性と品質に優れた軽量化された製品を提供し、世界の航空機シート市場で重要な役割を担うことを目ざし、ターキッシュ・エアラインズとトルコの自動車部品会社のAssan Hanilが設立したジョイントベンチャー企業です。
ターキッシュ・エアラインズは、サービス全般への継続的な投資と同時に、トルコ航空業界の発展に寄与するインフラへの投資も重視する方針です。今回の機材には、TSIがデザイン、トルコ国内で生産されたシートが装着されており、同社のイルケル・アイジュ会長は「近い将来TSIが業界をリードするブランドとなり、当社の航空機にとって重要な存在となることを期待しています」とコメントしています。
TSIはデザイン、認可、生産とボーイングの予測より早く完了し、ターキッシュ・エアラインズの777向けエコノミー用シートを納品したと紹介、トルコの航空史の一端を担ったとアピールしています。