アビアンカ航空は2017年7月26日(水)、ベネズエラ・カラカス発着のボゴタ、リマ線の2路線を8月17日(木)から運休すると発表しました。アビアンカ航空によると、コロンビアとベネズエラの民間航空当局間による協議終了後、ベネズエラ発着の定期便を運休する決定を下したものです。
アビアンカ航空は、ベネズエラ発着の定期便を60年以上に渡り運航しており、今回の決断は厳しい判断だったとしています。その一方、同社の発表では、空港が適切な運航条件を提供する場合には、定期便を再開する用意があるとも言及しています。
アビアンカ航空のベネズエラ路線は現在、ボゴタ/カラカス線が1日2往復便、リマ/カラカス線が1日1往復便で運航しており、いずれも8月17日以降を運休します。また、この路線は7月26日以降、航空券の販売を休止します。
ベネズエラ発着便は、2017年7月にユナイテッド航空が運休しているほか、2016年6月にはルフトハンザが運休しています。ルフトハンザは、ベネズエラの経済状況の悪化、為替相場を運休理由としていますが、大方の見方はベネズエラからの送金規制がこうした運休の遠因になっているとされています。