ロシアのIL-38とTu-95、日本海や太平洋を2日間連続で飛行

ロシアのIL-38とTu-95、日本海や太平洋を2日間連続で飛行

ニュース画像 1枚目:IL-38
© 航空自衛隊
IL-38

統合幕僚監部は、2017年8月22日(火)、8月23日(水)の2日間、ロシア機の日本海や太平洋の飛行について発表しました。いずれの事例も、航空自衛隊が戦闘機を緊急発進して対応、領空侵犯はありませんでした。

8月22日(火)は、ロシアのIL-38哨戒機が1機、北緯40度付近を飛行し、東経135度を超えたのちに南下して若狭湾方面に向かい、さらに能登半島沖を北上し、北海道の日本海沖を通過し、サハリン方面へ向かいました。公開されている画像によると、垂直尾翼には「25」と赤の星マークが確認できるほか、コクピット下にはアンテナドームが付いています。

8月23日(水)はTu-95爆撃機2機が日本海、太平洋を飛行しています。慶尚北道方面から南下し、対馬と壱岐の間を抜け、五島列島付近の北部を飛行し、黄海方面に飛行しました。その後、北緯30度、東経130度付近から南下し、沖縄本島と宮古島の間を飛行し、北緯20度付近で方向を変え、沖縄から九州、四国、紀伊半島沖を飛行、御蔵島と八丈島付近の間を通過し、房総半島沖を北上、東北地方から北海道の太平洋上空を航行し、北方領土上空を経由してロシア方面へ向かいました。公開されている画像によると、Tu-95は「RF-94197」で、Tu-95MSとみられます。

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