9月5日のJAL6便、重大インシデントに認定 運輸安全委員会が調査

9月5日のJAL6便、重大インシデントに認定 運輸安全委員会が調査

日本航空(JAL)の羽田発ニューヨーク・JFK着のJL006便が2017年9月5日(火)、エンジンに不具合が発生した件で、航空局は重大インシデントに認定し、運輸安全委員会が調査を開始しています。発動機の破損で、破片が発動機のケースを貫通した場合に準ずる事態として、重大インシデントとなりました。777-300ERの機体記号(レジ)「JA743J」で運航していた便です。

「JA743J」はC滑走路を離陸滑走中、左側の第1エンジンに不具合が発生したことを示す計器表示があり、離陸後に当該エンジンを停止し、航空交通管制上の優先権を要請して引き返し、12時9分にA滑走路に着陸しました。当初はバードストライクとも伝えられていましたが、到着後の調査でファンブレードに損傷はなく、エンジン後部の低圧タービンに損傷が確認されています。

JALは重大インシデントの認定を受け、陳謝すると共に調査に協力するとしています。

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