ヴォルガ・ドニエプル航空、IL-76TD-90VD貨物機で大型掘削機を輸送

ヴォルガ・ドニエプル航空は2017年9月22日(金)、IL-76TD-90VD貨物機でオーストラリアのパースからインドの鉱山プロジェクト向けに27トンの大型掘削機を輸送しました。最終目的地は、グジャラート州アーメダバードで使用される鉱山機器で、長さは15メートル以上、高さ3メートル以上で、エアチャーターサービスの手配でした。

ヴォルガ・ドニエプルは輸送時の高さ、機体の後部ローディングドアの最小クリアランスを考慮し、IL-76TD-90VDへ安全に搭載するための計画を策定し、これに基づき機体のウィンチを使用し、掘削機を貨物室に搭載しました。

航空機での輸送を活用し、当初はAn-124を使用する予定でしたが、IL-76TDに変更したことで、数十万ドルのコストが削減されました。ヴォルガ・ドニエプルは鉱山業向けの輸送プロジェクトを数多く手がけており、最近ではカナダのノース・バフィンに所在する企業向けにIL-76TD-90VDで20便超を運航し、トラック、トレーラーなどを輸送しています。