2017年北米空港満足度、技術向上やアニマルセラピー導入で向上

2017年北米空港満足度、技術向上やアニマルセラピー導入で向上

顧客満足度の調査・コンサルティングを手がけるJ.D.パワーは2017年10月12日(木)、2017年北米空港満足度調査の結果を発表しました。

総合的な満足度スコアが2016年から18ポイント向上し、1,000ポイント満点のうち749ポイントとなり、過去最高記録を更新しました。この要因として、自動手荷物預け機や手荷物タグ発行技術の向上によるセキュリティーチェックの満足度が大きく上昇しました。アメリカのほぼ全ての空港で、携帯電話の充電ステーションの設置やインターネットアクセスが向上するなど、テクノロジーによる満足度向上がみられています。

アニマルセラピーを導入して満足度を高める空港もあり、サンフランシスコ国際空港では豚との触れ合い、シンシナティ・ノーザンケンタッキー国際空港は30頭以上のポニーが癒しに一役買っています。

空港ランキングでは、超大規模空港セグメントの1位がオーランド国際空港、2位がデトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港、3位がマッカラン国際空港で、大規模セグメントの1位がジョン・ウェイン空港、2位がタンパ国際空港、3位がダラス・ラブフィールド空港でした。また、中規模セグメントの1位がサクラメント国際空港、2位がインディアナポリス国際空港、3位がテッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港となっています。

この調査は、2017年1月から8月に実施され、過去3カ月以内に乗継を含む出発または到着で米国内の空港を1カ所以上利用した34,695名の北米旅行者からの結果で、「ターミナル施設」「空港のアクセス性」「セキュリティーチェック」「バゲッジクレーム」「チェックイン/手荷物の預け入れ」「飲食店と小売店」の6つの項目を設定し、総合満足度を算出しています。詳しくは、J.D.パワーのウェブサイトを参照ください。

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