ハワイのアイランド・エア、チャプター11申請 運航・サービスに影響なし

ハワイのアイランド・エア、チャプター11申請 運航・サービスに影響なし

ハワイを拠点に運航するアイランド・エアは2017年10月16日(月)、日本での会社更生法にあたるチャプター11を申請したと発表しました。通常の運航を継続すると発表していますが、この申請は航空機リース会社が法的措置を提起したことに呼応した手続きと説明しています。チャプター11の申請により、リース会社の法的措置での運航停止、同時に旅客が移動できなくなることを防ぎ、島嶼間の往来を確保する狙いがあります。

チャプター11の申請により、期間中もこれまで通り、計画されている定期便を継続運航し、マイレージ・プログラム「アイランド・マイルズ」をはじめ、顧客サービスプログラムが継続されます。

アイランド・エアは2017年10月12日(木)、航空機リース会社との交渉で、リースの解約通知と航空機の引き上げ要求を受け、非常に驚いたとしています。これを受け、チャプター11の申請により、顧客の予約と運航を継続、かつ400名の従業員の雇用を守り、さらに同社と取引するサプライヤーとの業務を続けられるとしています。

アイランド・エアは2016年1月、親会社がPacifiCapに変更、DHC-8-400(Q400)に機材更新を開始しており、アイルランドのリース会社のエリクス・アビエーション・キャピタルと契約しています。今回の機材引き上げを求めたリース会社については、会社名は明らかにされていません。

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