エアバス・ヘリコプターズ、H160プロトタイプ「PT3」を初飛行

エアバス・ヘリコプターズ、H160プロトタイプ「PT3」を初飛行

ニュース画像 1枚目:H160プロトタイプ「PT3」
© S.Kervella / Airbus Helicopters
H160プロトタイプ「PT3」

エアバス・ヘリコプターズは2017年10月13日(金)、同社マリニャーヌ本社工場でH160の3号機目となるプロトタイプ「PT3」が初飛行したと発表しました。 PT3は、市場に提供する実際の機体内装に近く、2019年の運航開始に向けた機体の成熟度を確実にする認証作業、飛行試験に使用します。

H160プログラムは2015年6月の初飛行以来、2機のプロトタイプで500時間以上の飛行時間を達成しています。機体の飛行エンベロープは完全にテストされ、引き渡しの準備も順調に進んでいます。 今後、高温気候での試験、アンテナ、オプション装備品などの開発がプロトタイプ3機すべてを使用して実施されます。

マリニャーヌのヘリコプター最終組立ラインは完成の最終段階で、まもなく量産開始の準備が整います。実際の運用に先駆け、プロトタイプとテスト手段を利用した整備計画、デジタルワークカード、技術文書、ツール類などの確認と改善がメンテナンスチームにより進められ、カスタマーサポートも並行して準備されています。

H160は2019年に運航開始を予定しており、旅客輸送、石油・ガス事業向けの人員輸送を担い、その後に緊急医療(EMS)任務に対応します。

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