A330neo初飛行、「F-WTTN」がトゥールーズから離陸

A330neo初飛行、「F-WTTN」がトゥールーズから離陸

ニュース画像 1枚目:離陸するA330-900 「F-WTTN」
© AIRBUS S.A.S.
離陸するA330-900 「F-WTTN」

トゥールーズ・ブラニャック空港からA330neoが現地時間2017年10月19日(木)、9時57分に離陸し、エアバスが手がける最新機種の開発が新たな段階を迎えました。このA330neoは機体記号(レジ)「F-WTTN」のA330-900です。A330neoは、A330-900とA330-800の2機種で計3機の試験飛行機を使用し、型式証明を取得する計画です。

この初フライトに搭乗したコクピットクルーは、テストパイロットがエアバス試験パイロットのThierry BOURGES氏、Thomas WILHELM氏、そしてテストフライトエンジニアのAlain POURCHE氏です。また、機体のシステムと性能をリアルタイムに監視するエンジニアは、Jean-Philippe COTTET氏、Emiliano REQUENA ESTEBAN氏、Gert WUNDERLICH氏の3名で、計6名で構成しています。

A330neoの型式証明取得に向けた開発プログラムは、約1,400飛行時間を計画しています。このうちA330-900向けに1,100飛行時間で、ヨーロッパ航空安全庁(EASA)とアメリカ連邦航空局(FAA)から、2018年半ばまでにそれぞれ認証を獲得する計画です。A330-800では300飛行時間で、2019年に型式証明を取得する予定です。なお、全体の開発プログラムでは、営業飛行に投入されるA330neoを1機、試験飛行に投入する予定となっています。

A330-800はおよそ257席、A330-900は287席を装着し、ロールスロイス・トレント7000エンジンを搭載し、A350 XWBで獲得した最新技術や知見がふんだんに投入されたA330の最新機種となります。

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