アメリカ太平洋艦隊は2017年11月25日(土)、空母「ニミッツ(CVN-68)」とニミッツ艦載CVW-11所属飛行隊を含むニミッツ空母打撃群(CSG-11)がハワイのヒッカム統合基地に到着したと発表しました。CSG-11は6月5日(月)、サンディエゴ港を出港し、6カ月におよぶ通常のパトロール任務にあたりました。
今回の任務ではアラブ湾への展開、インド・アジア太平洋地域での海上安全保障活動を実施しました。特に、11月11日(土)から11月14日(火)には、西太平洋地域でロナルド・レーガン(CVN-76)、セオドア・ルーズベルト(CVN-71)と共に3隻の空母、各空母打撃群による訓練が行われています。
パトロールは地球5周分におよぶ78,000マイルを記録し、搭載した航空機はイラクやシリアで1,322ソーティ、904発の弾薬を落としました。航海中はフランス海軍、インド海軍、海上自衛隊、韓国海軍、オーストラリア海軍、イギリス海軍、ニュージーランド海軍と訓練や演習を実施しています。このうち、インドではマラバールへの参加、北朝鮮への圧力となる3隻の空母での活動などがあり、実際の活動としては親善訪問をはじめ、捜索、発着訓練、海上監視、補給、偵察、爆発物処理操作、対潜水艦訓練などが行われました。
■ニミッツ艦載CVW-11所属飛行隊 ・第154戦闘攻撃飛行隊(VFA-154) ブラック・ナイツF/A-18F ・第323海兵隊戦闘攻撃飛行隊(VMFA-323) デス・ラットラーズF/A-18C ・第146戦闘攻撃飛行隊(VFA-146) ブルー・ダイヤモンズF/A-18E ・第147戦闘攻撃飛行隊(VFA-147) アルゴノーツF/A-18E ・第142電子攻撃飛行隊(VAQ-142) グレイ・ウルブズEA-18G ・第121早期警戒飛行隊(VAW-121) ブルーテイルズE-2D ・第8ヘリコプター海上作戦飛行隊(HSC-8) エイト・ボーラーズMH-60S ・第75ヘリコプター海洋攻撃飛行隊(HSM-75) ウルフパックMH-60R ・第30艦隊後方支援飛行隊・第3分隊(VRC-30) クルセイダーズ C-2A