アメリカ海軍、空母打撃群3個が西太平洋地域で訓練 11月11日から14日

アメリカ海軍、空母打撃群3個が西太平洋地域で訓練 11月11日から14日

ニュース画像 1枚目:ニミッツ、キティ・ホーク、ステニスとその空母打撃群が2007年に実施した訓練
© U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist Seaman Stephen W. Rowe
ニミッツ、キティ・ホーク、ステニスとその空母打撃群が2007年に実施した訓練

アメリカ海軍は2017年11月11日(土)から11月14日(火)まで、西太平洋地域でロナルド・レーガン(CVN-76)、ニミッツ(CVN-68)、セオドア・ルーズベルト(CVN-71)と3隻の空母と、各空母打撃群による訓練を実施すると発表しています。

空母打撃群は指定された国際海域で、アメリカ海軍が保有する特異な能力を実証します。アメリカ太平洋艦隊のスコット・スウィフト司令官は、「2個の空母打撃群が訓練することは珍しく、ましてや3個での訓練はめったにできることではない」と、この訓練が貴重な機会であることを語っています。複数の空母打撃群による攻撃体制は非常に複雑で、西太平洋で展開する訓練は、アメリカ太平洋艦隊の能力を示すだけでなく、地域の安定と平和に対する継続的な努力を強く支持するものと、アメリカ海軍はコメントしています。

実施する訓練は主に、防御、海上監視、海上補給、防空空襲訓練、緊密な調整の下に各種訓練を計画しています。西太平洋地域で3個空母打撃群が訓練を実施するのは、グアム沖合で行われた2006年と2007年の演習、バリアントシールド以来のこととなります。この訓練には、2006年にロナルド・レーガン、2007年にニミッツが参加しています。

なお、海上自衛隊も11月10日(金)から11月26日(日)まで、平成29年度海上自衛隊演習として日米共同演習、日米加共同訓練の実動演習の実施を公表しています。自衛隊の参加部隊は、艦艇およそ25隻、航空機は約60機と発表されています。

■ロナルド・レーガン艦載 CVW-5所属飛行隊
・第102戦闘攻撃飛行隊(VFA-102)ダイヤモンドバックス F/A-18F
・第27戦闘攻撃飛行隊(VFA-27)ロイヤルメイセス F/A-18E
・第115戦闘攻撃飛行隊(VFA-115)イーグルス F/A-18E
・第195戦闘攻撃飛行隊(VFA-195)ダムバスターズ F/A-18E
・第141電子攻撃飛行隊(VAQ-141)シャドウホークス EA-18G
・第125早期警戒飛行隊(VAW-125)タイガーテイルズ E-2D
・第30艦隊支援飛行隊(VRC-30)プロバイダーズ 第5分遣隊 C-2
・第12海上戦闘ヘリコプター飛行隊(HSC-12)ゴールデンファルコンズ MH-60S
・第77海上攻撃ヘリコプター飛行隊(HSM-77)セイバーホークス MH-60R
■ニミッツ艦載CVW-11所属飛行隊
・第154戦闘攻撃飛行隊(VFA-154) ブラック・ナイツF/A-18F
・第323海兵隊戦闘攻撃飛行隊(VMFA-323) デス・ラットラーズF/A-18C
・第146戦闘攻撃飛行隊(VFA-146) ブルー・ダイヤモンズF/A-18E
・第147戦闘攻撃飛行隊(VFA-147) アルゴノーツF/A-18E
・第142電子攻撃飛行隊(VAQ-142) グレイ・ウルブズEA-18G
・第121早期警戒飛行隊(VAW-121) ブルーテイルズE-2D
・第8ヘリコプター海上作戦飛行隊(HSC-8) エイト・ボーラーズMH-60S
・第75ヘリコプター海洋攻撃飛行隊(HSM-75) ウルフパックMH-60R
・第30艦隊後方支援飛行隊・第3分隊(VRC-30) クルセイダーズ C-2A
■セオドア・ルーズベルト艦載CVW-17所属飛行隊
・第22戦闘攻撃飛行隊(VFA-22) ファイティング・レッドコックスF/A-18F
・第312海兵隊戦闘攻撃飛行隊(VMFA-312) チェッカーボーズF/A-18C
・第94戦闘攻撃飛行隊(VFA-94) マイティ・シュライクスF/A-18F
・第113戦闘攻撃飛行隊(VFA-113) スティンガーズF/A-18E
・第139電子攻撃飛行隊(VAQ-139) クーガーズEA-18G
・第116早期警戒飛行隊(VAW-116) サンキングスE-2C
・第6ヘリコプター海上作戦飛行隊(HSC-6) インディアンズMH-60S
・第73ヘリコプター海洋攻撃飛行隊(HSM-73) バトル・キャッツMH-60R
・第30艦隊後方支援飛行隊分遣隊(VRC-30) プロバイダーズC-2A
この記事に関連するニュース
メニューを開く