岩国空港の「萩美術館・浦上記念館すぽっと展示」で2017年11月28日(火)、展示作品の一部入れ替えが実施されました。今回の入れ替えで新たに、佐藤典克さんの作品「縒器(よりき)」が加わりました。展示期間は、2018年1月28日(日)までです。
佐藤典克さんは、磁胎(じたい)の白い器で魅力的な表現を繰り出す若い陶芸家が増える中、その表現の先端をいく作家です。大きく開いた口縁と舟形に面取りした脚部の形式、純白の磁胎のやわらかな肌合いをともにする縒(より)シリーズは、佐藤さんの造形思考の斬新性が表れた作品と評されています。
萩美術館・浦上記念館は1996年に開館した浮世絵、東洋陶磁、陶芸を専門とする美術館です。2016年に開館20周年を迎え、同館所蔵の伝統工芸や近現代陶芸作品を岩国空港で展示し、空港利用者にその魅力を広くPRしています。