オーストリア航空、12月末にフォッカー完全退役 さよならフライト運航

オーストリア航空、12月末にフォッカー完全退役 さよならフライト運航

ニュース画像 1枚目:オーストリア航空 フォッカー イメージ
© Austrian Airlines
オーストリア航空 フォッカー イメージ

オーストリア航空は2017年11月29日(水)、同社スタッフ、招待客、ウィーン空港の関係者を招き、フォッカー機のさよならイベントを開催しました。当日は、フォッカー100の機体記号(レジ)「OE-LVE」を使い、OS1100便として運航しました。OS1100便はウィーンを離陸し、グラーツ上空を飛行し、オーストリアを一周する航路で運航しました。

この特別便にはKay Kratky CEOも搭乗し、「フォッカー機は、過去29年間にわたり、中央ヨーロッパと東ヨーロッパのネットワーク拡大に大きく貢献してきた」と賛辞を贈りました。

オーストリア航空は1988年3月15日(火)、オーストリア航空の運航認可(AOC)を下にフォッカー50の運航を開始しました。その後、1995年にフォッカー70を加え、当時の技術で、排出炭素が抑えられ、高速かつ航続距離が長く、この機種が次世代機として評されました。2004年には、フォッカー100を加え、東欧ネットワークを拡充する同社の戦略を実現する重要な機材でした。

フォッカー退役は2015年に決定、エンブラエルへの機材更新を進め、2017年8月には新たな機材の導入を終えています。最後のフォッカーとなる「OE-LVE」は2017年12月末まで定期便を運航、主にウィーン発着のジュネーブ、キシナウ(モルドバ)線に投入されます。

メニューを開く