成田国際空港(NAA)は2018年2月15日(木)から4月23日(月)まで、第1ターミナル北ウイング4階の国際線保安検査場に新たな保安検査機器を設置し、実証実験を行います。設置する機器は、日本国内で初めてCT(Computed Tomography)型の機内持込手荷物X線検査装置で、実際の運用を前に試験的に設置し、高いレベルの保安検査を実現しつつ、利用する旅客の利便性、検査効率性の効果を検証します。
このトライアルは、CTのテクノロジーを活用し、自動的に爆発物を検知する機能を有するX線検査装置に、自動で手荷物トレイを搬送する機能等を持つ新しいレーンを組み合わせます。この試験は、国土交通省、航空会社、保安検査会社、保安検査機器メーカーなどの協力で実施します。国土交通省航空局が推進する2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた先進的な航空保安検査の実現に向けた取り組みです。
設置する機器は、3社の3機器で、それぞれの実施期間はAnalogicの「ConneCT」が2月15日(木)から3月1日(木)、L3の「ClearScan」が3月12日(月)から3月26日(月)、IDSSの「DETECT1000」が4月9日(月)から4月23日(月)です。いずれの機器も、実施日の12時から15時に運用する計画です。