全日空(ANA)などの親会社、ANAホールディングスは2018年3月28日(水)、本田技研工業の航空機事業子会社のホンダ・エアクラフト・カンパニー(HACI)と、ビジネスジェットマーケット拡大に向けた戦略的パートナーシップに関する基本合意書を締結したと発表しました。
この提携により、ANAグループは、ANAビジネスジェット事業の柱である、北米や欧州などにおける「海外渡航先でのチャーター便」で、クラス最高水準の最高速度、燃費性能、静粛性および室内サイズ等を実現したHondaの小型ビジネスジェット機「HondaJet」を最大限に活用し、ビジネスジェット利用顧客の拡大を図ります。
一方、ホンダ・エアクラフト・カンパニーは、同社が有するグローバルネットワークを通じて、チャーター運航会社の仲介、ANA便からビジネスジェットへの乗り継ぎ地点における地上支援の構築など、2018年夏にANAホールディングスと双日が共同で設立する新会社「ANAビジネスジェット」が展開するチャーター手配事業を多方面から支援します。
欧米やアジアの一部諸国と比較し、日本におけるビジネスジェットマーケットは利用者が限定されており、ANAグループとホンダ・エアクラフト・カンパニーは戦略的なパートナーシップを組むことで、将来的なビジネスジェットの潜在需要の発掘と、マーケット拡大に向けた取り組みを行っていきたいとしています。詳しくは、ANA、ホンダ・エアクラフト・カンパニーのウェブサイトを参照ください。