空自スクランブル回数、2017年度は904回 前年度から264回減少

空自スクランブル回数、2017年度は904回 前年度から264回減少

防衛省統合幕僚監部は2018年4月13日(金)、2017年度の緊急発進実施状況について公表しました。これによると、2017年4月1日(土)から2018年3月31日(土)まで2017年度の緊急発進回数は904回で、前年度と比べて264回減少しました。

方面隊別では、北部航空方面隊が330回、中部航空方面隊が56回、西部航空方面隊が41回、南西航空方面隊が477回、それぞれ緊急発進を実施しました。前年度と比べて北部航空方面隊と中部航空方面隊の緊急発進回数が増加し、西部航空方面隊と南西航空方面隊は減少しています。

国・地域別では、中国機に対する緊急発進回数が500回で、前年度と比較すると351回減少しているものの、2017年度は、特異な飛行が2016年度より17件多い43件発生しています。このうち、沖縄本島と宮古島間を通過した飛行の公表件数は36件で、2013年度以降最多となっています。

また、ロシア機に対する緊急発進回数は390回で、前年度と比較して89回増加し、特異な飛行は12件増の21件となっています。推定を含め、中国機の中では戦闘機、ロシア機の中では爆撃機に対して多く緊急発進を実施しました。

メニューを開く