日本エアコミューター(JAC)は2018年4月26日(木)、テキストロン傘下のTRUシミュレーション+トレーニングが開発したATR向けフルフライトシミュレーター(FFS)を国内で初めて導入したと発表しました。
このFFSは、国土交通大臣認定による性能区分「レベル D」を取得しており、JACが就航する鹿児島や奄美、喜界島などの空港モデルを搭載しています。
JACは、ATRは地域航空を担う重要な機材で、その運航を支えるFFSは地域航空の礎としています。同社は2019年度までに全てのサーブ機をATRに更新する計画で、機体整備などを含め、国内のターボプロップ機運航の中心的な役割を果たしていく方針です。
このFFSは、ATR 72-212AとATR 42-500を対象とし、ビジュアルシステムはロックウェル・コリンズのEP-8100イメージ・ジェネレーション・システムを採用、モーションシステムはMoogの電気空気圧式です。