キャセイ、1機目のA350-1000受領へ デリバリーフライトはバイオ燃料

キャセイ、1機目のA350-1000受領へ デリバリーフライトはバイオ燃料

ニュース画像 1枚目:キャセイパシフィック航空 A350-1000
© Cathay Pacific
キャセイパシフィック航空 A350-1000

キャセイパシフィック航空は2018年6月4日(月)、A350-1000の引き渡しに際し、香港へのデリバリーフライトで代替燃料を混合したジェット燃料を利用すると発表しました。これにより、同社の環境効率への強いコミットメントを強調します。

キャセイパシフィック航空は今後4年間で20機のA350-1000の受領を予定しており、記念すべき1機目は6月19日(火)にエアバスの工場があるトゥールーズを出発します。また、2018年中にさらに7機の受領を予定しています。

キャセイパシフィック航空は2016年に1機目のA350-900を受領した際に、バイオ燃料を利用した当時の最長フライトを運航しており、これまで22機の納入に際し、バイオ燃料を10%混合したジェット燃料で運航しています。通常のジェット燃料と比較し、バイオ燃料はライフサイクル温室効果ガスを最大80%まで削減できます。

キャセイパシフィック航空は、世界で初めて航空バイオ燃料会社に投資をした航空会社で、2014年に都市ごみからバイオ燃料を生産する技術を研究・開発する、アメリカのバイオ燃料開発のフルクラム・バイオエネルギー社に出資するなど、2020年以降の二酸化炭素排出量削減目標として掲げるカーボンニュートラルを達成に向けて取り組んでいます。

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