航空局、JALに厳重注意 客室乗務員の飲酒による運航規程違反で

航空局、JALに厳重注意 客室乗務員の飲酒による運航規程違反で

国土交通省航空局は2018年6月6日(水)、日本航空(JAL)に対して厳重注意を行いました。これは5月22日(火)、ホノルル発関西着のJL8791便に乗務した客室乗務員の不適切な行為と、不十分な客室乗務員管理が認められた事案です。航空局はこれを受け、必要な再発防止策を講じ、報告するようJALに指示しています。

この事案は、発生日のJL8791便に乗務するバンコク基地所属の客室乗務員1名が、休憩中に化粧室で缶ビール1缶を飲み、乗務員用の休憩室で仮眠をとった後、業務を行った事案です。5月31日(木)に、当該便を利用した乗客から「機内で客室乗務員が化粧室でビールを飲んだ疑いがある」と問い合わせがあり、6月1日(金)に事実が判明しています。

航空局は、客室乗務員が正常に業務を実施できない状態であり、航空機の運航の安全性に影響を及ぼしかねないと判断、航空法第104条で定める国土交通大臣の認可した運航規程に違反との見解を示しています。

これを受けJALは、「運航規程違反行為が発生したことを深刻に受け止め、このような事態を二度と発生させることのないよう、管理の徹底、および再発防止に取り組み、信頼回復に努める」と、陳謝しています。

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