アイベックスエア、2018年3月期の事業収益は前期比8.7%増

アイベックスエア、2018年3月期の事業収益は前期比8.7%増

アイベックスエアラインズは2018年6月22日(金)、2018年3月期決算を発表しました。事業収益は前期比108.7%の170億7,000万円、経常利益は94.8%の4億7,800万円、当期純利益は13.5%の4,500万円となりました。

アイベックスエアラインズは、2015年10月に航空局から事業改善命令を受けたことから、改善処置を着実に実行し、安全運航に万全を期してきたほか、運航実績や航空機の状態、利用者の声、安全に関わる情報等を社内でタイムリーに共有し、課題の早期解決と運航品質の向上に努めています。

営業面では、13号機のCRJ-700を導入し、同社が所有する最後のCRJ-200である3号機を退役させたことで、予備機も含め、保有する航空機のCRJ-700への機種統一が完了しました。また、運航路線の見直しを行い、1日の運航便数は56便から54便に減少したものの、長距離路線へのシフトを図り、運航効率の向上につなげています。

事業収益は欠航便数が想定よりも上回って推移したものの、夏期繁忙期の期間増便の実施や自社席販売収入の拡大により当初計画を上回りました。当期純利益については、CRJ-200の全機退役が完了したことで、不要になった予備部品の処分に係る特別損失を計上したことで減少しています。

このほか、不足が予想されている運航乗務員、航空整備士、運航管理者などの有資格者について、的確な対策と安定した生産体制を構築するための人材確保と育成を行うほか、全日空(ANA)とのコードシェアを事業の柱としつつ、収益性の向上を実現するため、航空機材費や業務委託費の低減などコスト構造の改革に取り組む方針です。詳しくは、アイベックスエアラインズのウェブサイトを参照ください。

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