ベル・ボーイングはV-22ティルトローター機について、およそ42億ドル、日本円でおよそ4,649億円の契約を獲得したと発表しました。これは、すでに事前取得契約を締結しており、それを確定したものです。
契約機はアメリカ海軍向け仕様のCMV-22Bが39機をはじめ、海兵隊向けMV-22Bが14機、アメリカ空軍向けCV-22Bが1機、日本政府向けMV-22Bが4機です。今回の複数年生産契約により、ベル・ボーイングは2024年までV-22プログラムの製造面で安定性を確保できます。
今回の契約の特徴は、アメリカ海軍がC-2グレイハウンドの更新として、人員から貨物輸送まで幅広い任務に対応できる機材としてCMV-22Bの製造が開始される点です。アメリカ海軍では、CMV-22Bを2020年に導入する計画です。
ベル・ボーイングの日本政府との契約は、アメリカ政府の海外有償軍事援助(FMS)で購入するものと見られ、アメリカ海兵隊向け仕様となっています。