平成30年度版「防衛白書」、北朝鮮は「重大かつ差し迫った脅威」

平成30年度版「防衛白書」、北朝鮮は「重大かつ差し迫った脅威」

小野寺防衛相は2018年8月28日(火)、閣議で平成30(2018)年版防衛白書を報告、了承を得ました。防衛省・自衛隊のウェブサイトで、閲覧できます。30年版白書は、巻頭特集で北朝鮮の核・弾道ミサイルや中国の海空戦力の活動範囲の更なる拡大など、厳しさを増す安全保障環境をまとめています。北朝鮮については、29年版の「新たな段階の脅威」との表現を強め、「これまでにない重大かつ差し迫った脅威」と位置付けています。

コラムには、ロイヤル・インターナショナル・エア・タトゥー(RIAT)に参加した第1輸送航空隊飛行群第404飛行隊のレポートも掲載されています。KC-767Jが派遣されており、エアショーで航空自衛隊への関心や、各基地の隊員で結成した祇園太鼓部の太鼓演舞の披露で交流を深めた様子が紹介されています。

「防衛計画の大綱」、いわゆる防衛大綱の見直しも迫る中、その概要についても第2章で説明されています。なお、8月27日(月)に「安全保障と防衛力に関する懇談会」が設置されており、有識者から幅広い意見を取り入れ、大綱・中期防を深化させる考えです。次期防衛大綱は、宇宙・サイバー領域を含め、新たな領域、横断的な様々な防衛力の能力向上を重視し、陸・海・空の統合運用と、さまざまな領域の防衛力の能力向上が検討されます。

詳しくは防衛省のウェブサイトを参照ください。

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