テラ・ラボ、長距離無人機の自動制御で連続100キロの航行に成功

テラ・ラボ、長距離無人機の自動制御で連続100キロの航行に成功

ニュース画像 1枚目:TERRA-EG-4000
© テラ・ラボ
TERRA-EG-4000

中部大学発ベンチャーとして設立されたテラ・ラボは、2018年8月29日(水)に北海道・大樹町の多目的航空公園で、開発中の長距離無人航空機「TERRA-EG-4000」の自動制御による連続100キロメートル航行の飛行試験に成功したと公表しました。この長距離無人航空機は、災害現場などで継続的な情報収集を行うシステムとして開発されており、今後は衛星通信による制御などの実験を重ね、飛行時間10時間、航続距離1000キロメートルを目指します。

自社開発された長距離無人航空機システムの自動制御試験と耐久試験を目的に、翼長4メートルの機体を複合材で製作しました。今後は、衛星通信を用い、実用化に向けた冗長性の確保、航続距離延長を目指し、最終的には1000キロメートルを実現します。

この機体は、高度や空域、飛行時間などの面で、バッテリー稼働のマルチコプターやセスナなどの有人機と異なる範囲で飛行でき、可視光カメラをはじめ、赤外線カメラやレーザースキャナー、放射線測定器、マルチスペクトラムカメラ等を搭載できるリモートセンシング・マルチプラットフォーム無人航空機(Multi-Platform UAVs for Remote Sensing)として、災害情報などの収集ができる機能を搭載します。

テラ・ラボは今回の成果について、11月16日(金)と11月17日(土)に開催される春日井ビジネスフォーラムに出展し、実機の展示に加え、「無人航空機の社会的利用 ~ 技術と社会の革新が未来を作る」のテーマで講演する予定です。

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